V奪回を目指す巨人の5番打者候補 中田の穴は誰が埋める?期待される「選手の名前」

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大城は昨年リーグ最多犠打を記録した(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 2年連続BクラスからV奪回を目指す巨人で鍵を握るのは5番を務める打者にもありそうだ。

 昨年まで多く5番を任された中田翔内野手が今オフ、中日に移籍。過去3度の打点王に輝いた勝負強いスラッガーを欠くことで新たな5番候補の台頭が待たれる。

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 クリーンアップは3番・坂本勇人、4番・岡本和真の並びが想定される中、阿部慎之助監督は5番打者に関して、バントなどチーム打撃もしっかりできる万能型の選手を理想に掲げている。

 すでにドラフト3位ルーキーで即戦力の呼び声高い佐々木俊輔外野手(24=日立製作所)の名前も浮上する中、犠打という点にフォーカスすれば、2023シーズン、中野拓夢(阪神)、中村悠平(ヤクルト)と並ぶリーグ最多となる「21」犠打を記録した大城卓三捕手の存在も見逃せない。巨人選手がセ・リーグ最多犠打を記録したのは「バントの神様」として知られる川相昌弘氏以来の快挙となった。

 大城はプロ6年目となる昨年、大きく飛躍した。春に行われたWBCでは侍ジャパンの一員として世界一奪還に貢献、シーズンに入ってからも134試合に出場し、打率・281、16本塁打、55打点といずれもキャリアハイの成績を残した。今季から菅野智之に代わって選手会長を務めることも決まっている。扇の要として攻守でチームを引っ張れるか、期待が高まる。

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