ジャイアンツと合意のコレアが一転メッツと合意の「なぜ?」 過去に岩隈、前田、岡島、野口らも泣いた身体検査

タグ: , , , 2022/12/23

(C)Getty Images

 仰天の大ドンデン返しとなった。ツインズとの契約をオプトアウトしてFAとなり、このオフの遊撃手史上の目玉とみられていたカルロス・コレア。一度はジャイアンツと内野手史上最高額となる13年総額3億5000万ドル(約460億円)で合意、と報じられていた。ところが、20日に予定されていた入団会見が急きょ延期に。その日のうちに、大型補強を進めているメッツと一転して12年総額3億1500万ドル(約410億円)で合意というブレーキングニュースが駆け巡った。

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 一体何が起きたのか。原因は契約合意後に受けた身体検査の結果、何らかの懸念がコレアに生じたとされている。箇所などは明らかになってはいないが、マイナー時代の2014年に手術した右足首や、負傷経験のある腰などの問題が指摘されたとも報じられている。

 メジャーリーグでの選手の契約は、条件面などで契約合意後、身体検査を経て正式にサインするのが一般的だ。近年では選手のメディカルインフォメーションは、30球団で共有されている。合意後の身体検査は、あくまで重大な見落としがないかの確認作業ではあるのだが、そこで今回のように契約合意そのものが破棄されるケースも決してゼロではない。

 日本選手では2015年オフ、ドジャースと3年総額4500万ドルで契約合意した岩隈久志がそうだった。マリナーズからFAとなった右腕は、身体検査で懸念点が見つかったとされ、契約合意が白紙に戻された。その後、マリナーズと再契約。2016年シーズンではメジャー自己最多の16勝を挙げ、ドジャースの決断が誤りであったかのように活躍してみせた。

 2016年オフにドジャースと8年契約を結んで海を渡った前田健太も、身体検査の結果で契約条件が大幅に見直された一人だ。投手の生命線である右肘の状態に疑問符がつけられた。前田は自ら「メジャーリーグに挑戦することができないんじゃないかと思うこともあった」と当時の状況を振り返っている。出来高に比重を置くことで、結果的に補償年俸を相場より下回る8年総額2500万ドルでの契約を迫られた。

 その後ツインズにトレードされ、コロナ禍により短縮シーズンだった2020年にはエース級の働きをみせた。だが、2021年にその疑問符をつけられた右肘にメスを入れることを余儀なくされた。

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