「落合さんだけ、替えなかったのは」原巨人と落合中日の「違い」 巨人の日替わりオーダーに球界内から疑問の目が向けられる理由

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 また年間通して使っていくことで、レギュラーメンバーであるなら一定水準の数字を残せるとし、丸、坂本に関しては「2割8分、20本塁打」、吉川に関しても「2割8分、10本塁打」程度のパフォーマンスは期待できるとした。

 背景には常勝軍団ゆえの厳しさもある。現在の巨人には育成目的に若手の積極起用を促す声もあるが、同時に勝利も求められるとあって、チームのハンドリングに困難さが伴う。

 どの指揮官も悩みどころとし、高木氏は自身が長く野球と関わってきた中で、「じっと耐えて我慢をして選手を信じられたのは落合さんだけだな」と、中日時代の落合監督の起用法をたたえた。

 実際に落合氏が中日監督時代、打線が低迷していたときに打順やメンバー変更しないのかと、聞いたこともあったという。そのときの落合氏の答えは「こいつら数字持っている選手なんだ」と応え、続けて「こいつらはレギュラーなんだ。全員責任を果たしてくるから」と信頼する姿勢を崩さず、実際に各選手は結果に結びつけたという。

 動画内で高木氏はチームへの「お願い」として、「1回10試合ぐらい彼らを信じて任せてくれないか」と改めて、一定期間固定メンバーで戦うことを求めた。

 原監督にもこういった周囲の声は当然耳に入っているが、あくまで「最適解」を求めて、動き続ける姿勢を示している。

 常勝軍団の宿命とはいえ賛否両論が巻き起こっている巨人の打順問題をめぐって、今後も注目を集めそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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