プロ野球ドラフト伝説 「外れ1位」から大化けした選手たち

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「外れ外れ1位」成功の代表例

 クジ運悪く、外れ1位のクジ引きも外し、3人目の指名となる、いわゆる「外れ外れ1位」にも成功例がある。

◆2018年
 阪神外れ外れ1位・近本光司
(×藤原恭大→ロッテ、×辰巳涼介→楽天)

◆2010年
 ヤクルト外れ外れ1位・山田哲人
(×斎藤佑樹→日本ハム、×塩見貴洋→楽天)

◆1995年
 中日外れ外れ1位・荒木雅博
(×福留孝介→近鉄が交渉権獲得も入団拒否、×原俊介→巨人)

 「外れ外れ1位」成功の代表格は10年のヤクルト山田哲人(履正社)。トリプルスリー(打率3割、本塁打30発、30盗塁)をプロ野球史上初となる3度も達成した。18年の阪神近本光司(大阪ガス)は1年目シーズンからレギュラーを勝ち取り、長嶋茂雄の持つセ・リーグ新人安打記録を60年ぶりに塗り替え、盗塁王と新人特別賞を獲得した。それぞれ抽選を2度も外した前ヤクルト小川監督、阪神矢野監督はともにクジ運こそ弱かったが、結果的には「強運」の持ち主ということになる。

 ドラフトは「外れ」が「当たり」に変わるから、おもしろい。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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