中田退団効果？若手躍動で今季初４連勝の日本ハム・・・大きすぎる代償
ただ日本ハムの誤算は、ファンの気持ちを無視したことだった。長年の功労者を「厄介者払い」したようにしか見えないトレードの進め方。無期限出場停止処分を科しながら、巨人と結託してルールの抜け穴を使ったような騒動の収め方。違和感は球界全体に広がり、ダルビッシュ有投手（パドレス）などのＯＢや評論家からも批判を受けた。
トレード後は静観を決め込んでいた日本ハムだったが、8月31日に球団公式ホームページで謝罪コメントを掲載。中田がけじめをつける場を奪ったこと、説明が足りなかったこと、過去にあった人種差別問題も含めて球団社長名義でおわびした。だが対応が遅すぎるという批判、なぜ会見しないという厳しい意見も多く、騒動は収束する気配が見えない。
中田を追い出す形で打線の活性化には成功した一方で、多くのファンが反感、失望、怒りを抱え、やきもきしたままでいる。日本ハムが背負う代償は大きい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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