原巨人 OBからも苦言を呈される「あの起用法」とは

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 堀内氏と同様の意見はほかの巨人OBからも出ている。この日の試合でテレビ解説を務め、昨年までチームのコーチを務めていた片岡治大氏はこの降板に「もったいないですね。もう少し(堀田の登板を)見たかったですね」と語った。

 OBが口をそろえるのにも理由がある。今季の巨人は「発掘と育成」を掲げ、投手、野手ともに若手育成を主眼に置いている。

 「とにかく若手を育てるにはチャンスを与え、厳しい場面も経験させるなど、粘り強く起用していくしかない。野手では増田陸が出てきたが、投手陣では期待されたドラフト3位の赤星も中継ぎ起用で最近は伸び悩んでいる。そういった意味ではもう少し長期的視点で起用することも大事になってくるのではないか」(球界関係者)

 堀田といえばトミー・ジョン手術明けの今季、最も飛躍が期待されている選手の一人でもある。現在先発投手陣は駒不足に悩まされているとあって、本人に勢いをつかせるためにも周囲は原監督にも「我慢」の起用を求めている。

 堀内氏は同ブログの中でこの日の中継ぎ起用についても言及している。

 「そこから戸根、鍬原、高木、赤星、高梨、平内、大勢と続く。今日は8人のピッチャーが出てきた。いつも言うことだけど中継ぎは人数が出てくれば出てくるほど調子の悪いのが出てきてしまう」とした上で「明日休みだからとかそういうこともあったのかもしれない。でも、もう少しピッチャーの使い方を考えた方がいいと思った試合だったね」と締めくくった。

 先発投手の早期降板が続くとそれだけ、中継ぎにもしわ寄せがくる。現状では守護神・大勢につなぐ「勝利の方程式」も確立されておらず、13・5ゲーム差と離されたヤクルトを追うためにも投手陣の整備は欠かせない。今後も原監督の起用に注目が高まりそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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