「なんでこんな下手な選手がユニホーム着ているのに・・・」荒木大輔氏×橋上秀樹氏対談 4年のリハビリと復帰登板を振り返る

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長いリハビリの末、ようやく復帰登板となる1軍のマウンドに上がったのが、92年9月24日、本拠地神宮で行われた広島戦だった。

その復帰登板をチームメイトとしてライトの守備位置から見守った橋上氏は、当時のことをこのように振り返る。

「あの時荒木さんが抑えて、僕はライトで1人涙を流しました。良かったと思って。荒木さんが呼ばれて出て行った時、もうその時から神宮が異様な雰囲気になっていて、僕も守っていてバクバクしていましたよ。大丈夫かなと思いながら最後空振り三振でうちとって、自分のこと以上に涙を流して喜びましたね」

ちょうどチームは優勝争いの佳境にあった。あの古田敦也氏も「あの時からヤクルトの潮目が変わった」と証言する荒木氏の復帰登板。

実際にこの年のスワローズは14年ぶりのリーグ制覇に輝くと、翌年にリーグ連覇、日本シリーズでは西武を下し、悲願の日本一を達成と常勝軍団へと変貌を遂げていく。

動画内ではこのほか、「大ちゃんフィーバー」を起こした荒木氏の早実時代、当時安田学園高等学校に所属していた橋上氏が抱いていた「ある思い」についても語られている。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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