森保ジャパンに最も適したCFは?伊東、三笘のサイド攻撃に呼応できる前田大然が軸か

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 この中盤からのスルーパスを受け、またサイドからのラストパスに点で合わせる役目を担っていたのがCFの古橋だった。ゴールこそなかったものの攻撃だけでなく、前線からボールを持った相手を激しくチェックする、周囲とのチーム戦術における連携をスムーズにこなし、合格点のプレーを見せた。

 ただ、このエルサルバドルとペルーの2連戦で、古橋とポジションを争うライバルたちも揃って好プレーを見せている。先のエルサルバドル戦では上田綺世がヘッドを武器に最前線で存在感を示し1得点を記録している。

 そして、このふたりよりもレギュラーにもっとも近いのは、ペルー戦で古橋との交代からピッチに立った前田大然という印象を受けた。鋭い出足で相手のボール保持者を追い込む前線からの守備は迫力があり、本職の攻撃でも後半30分にゴールを決めている。

 CFの定位置を賭けた勝負の行方はこのポジションを担った選手がそれぞれ好プレーを見せたため結論は出なかった。それでも今後はサイド攻撃に呼応できるスピードと、相手守備陣とも対等に渡り合えるタフさを兼ね備えた、第1次森保ジャパンからメンバーとなっている前田を中心に、レギュラー争いは展開されていくことになりそうだ。





[写真・文/徳原隆元]

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