「彼は本当にすごい」改めて分かる大谷翔平のタフさ 今季初ホームランの裏側 捜査当局の事情聴取を受けていた スーパーアスリートの心技体

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 一方、検察は会見の中で「この件に関して、大谷氏は被害者であると強調したい」とあくまで今回の出来事に一切関わっていないとした。

 開幕直後に発覚した今回の事態を受け、大谷も対応に追われた。自身で潔白を主張する会見を開き、今回の訴追に関しても積極的に協力したとされる。

 驚愕なのはそのタフさだ。今回の捜査当局の会見の中では大谷が現地時間の4月2日、3日にわたって今回の事情聴取を受けていたことが明らかになっている。

 3日(同4日)といえば、敵地で行われたジャイアンツ戦で今季初ホームランを打った試合にあたる。開幕から40打席ノーアーチと苦しむ中、高めの速球を捉えて右中間に放ったドジャース1号はそのボールの行方含め、様々な方面から注目を集めたが、大谷にとってはナイター開催とはいえ、試合前に当局に協力した上で、1号を放っていたというのだ。試合後、大谷は「なかなか調子が上がらず焦る気持ちもあった」と話していた。
   
 心技体としてメンタルを整えるのも技術のうちと大谷自身も語っているが、今回の水原氏の一件では大きなショックを受けただろう。さらに新たに巨額の資金が流出していく状況を分かった上で、夜の試合ではホームランを打ったのだ。

 改めてそのタフさには4月12日放送の朝の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系列)にコメンテーターとして出演した長嶋一茂氏も「彼は本当にすごい」と驚嘆の声をあげた。

 ここにきて大谷は状態をあげてきている。すでに3号をマーク、身内の裏切りという手痛い事実を受け止めながら、今後も前に進んでいく。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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