【現地発】“想定外”が続く日本代表キャンプで25歳を迎えた久保建英が作り出す“空気感” 「あんま25って感じは…」10年来の盟友・中村敬斗も笑顔
久保自身も2度目の大舞台では日本を勝たせる存在にならなければいけないと強く感じているはず。というのも、4年前の2022年カタールW杯ではドイツ・スペイン戦ではスタメンの座を勝ち取りながら、守備に忙殺され、彼らしいひらめきや創造性を全く出せずに終わった。そしてラウンド16のクロアチア戦はまさかの発熱で欠場。不完全燃焼感ばかりが色濃く残った。
そこから3年半。彼はいい意味でのエゴを出しつつも、フォア・ザ・チーム精神を出せる選手へと着実に変貌。この日も序盤から声を出してチームを盛り上げ、ゲーム形式の時には嬉々とした様子でボールにアタック。周りとワイワイしながら絡み、明るく前向きな雰囲気を作り上げていた。
「25歳の1年? 欲張らずに、まずはW杯で勝てたらいいかなと思っていて、先のことは見せずにしっかりと、まずはオランダ戦に向かっていい準備をしたいなと思っています」と本人は慎重な物言いをしてみせた。
言葉の通じるスペイン語圏のメキシコで2度目のW杯に向けた調整ができるのも、彼にとって朗報。モンテレイにもレアル・ソシエダの遠征で訪れた経験があり、中南米経験の少ない日本代表にとって力強い存在だ。
南野拓実(モナコ)の背番号8を引き継いだファンタジスタは本当の意味で日本の勝利請負人になれるのか。それはモンテレイ・ナッシュビルでの準備、そして久保自身のマインド次第だ。
[取材·文:元川悦子]
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