女子高生レーサーのJujuはシリーズを盛り上げる救世主となるか スーパーフォーミュラのデビュー戦で17位

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 Jujuがスーパーフォーミュラ参戦を選んだことを支持するレース関係者も多い。英国F3からF1にステップアップした佐藤琢磨以降、中嶋一貴、小林可夢偉、角田裕毅と海外シリーズで経験を積んでスーパーフォーミュラを経ずにF1デビューを飾ってきた。F1に行くには海外に軸足を置かないと駄目という流れが常にあった。

 日本は原則として16歳未満で公式の4輪レースを走れないことから、Jujuも14歳にデンマークF4を選んで昨季まで海外のジュニアカテゴリーで腕を磨いた。ところが昨年12月にスーパーフォーミュラのルーキーテストに初参加。今季は同シリーズを主戦場とすることを決め、夢でもあるF1への道筋を構築することにした。

 これまでスーパーフォーミュラは日本独自で繁栄してきたガラパゴスシリーズとの見方もあったが、昨季のシリーズ王者の宮田莉朋が今季からF1直下シリーズのF2に挑戦するなど若手選手らの育成システムとして見直されているといえそうだ。

 Jujuも「大先輩に追いついて行って、レースしてる感があって自信に。素晴らしい仲間に囲まれて走れたデビュー戦は、忘れる事のできない1戦」とマネジメント事務所を通じてコメント。開幕戦は日体大桜華高に籍を置く現役女子高生の身分だったが、4月から日本大学に進学することが決まり、第2戦以降は女子大生レーサーに。これからも注目を集める存在となる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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