B1リーグ・シーホース三河、名古屋ダイヤモンドドルフィンズとのCSクォーターファイナルに連敗し終幕

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 シーホース三河は5月11日(土)、12日(日)、敵地のドルフィンズアリーナで西地区王者・名古屋ダイヤモンドドルフィンズとの“愛知ダービー”を行なった。

日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24 クォーターファイナルの第1戦。激しいディフェンスから流れを作ってリードを奪うも、要所で名古屋Dに3Pシュートを決められ、一時は13点のビハインドを背負う。最後まで粘り強く追い上げるも逆転には至らず、第1戦を落とした。

迎えた第2戦はハードなディフェンスから主導権を握り一時は二桁リードを築く。しかし4Q、名古屋Dの多彩なオフェンスを止められず逆転を許し惜敗、シーホース三河の2023-24シーズンが幕を閉じた。

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―試合結果―
2024年5月11日(土)
名古屋D 〇 78 – 69 ● 三河
(三河通算成績 0勝1敗)

1Q 名古屋D 16–20 三河

互いに強度の高いディフェンスを遂行し、引き締まった好ゲームに

スターティング5は、#7長野、#10レイマン、#19西田(優)、#43イ、#54ガードナー。

#7長野がドライブで最初の得点を挙げる。名古屋D#43エサトンに立て続けにダンクを決められるが、名古屋Dのオールコートディフェンスをかいくぐり#43イが3Pシュートを射抜いて4-5と逆転に成功する。

その後は得点が止まるが、#19西田(優)が立て続けにブロックショットをお見舞いするなど、集中したディフェンスで名古屋Dを約4分半の間無失点に封じ込めると、残り4分にファストブレイクから#10レイマンがダンクを叩き込んで4-9とリードを奪う。

さらにディフェンスリバウンドから全員で走って最後は#32シェーファーが押し込むが、名古屋Dに連続で3Pシュートを浴びて、12-11と逆転を許す。

名古屋D#34スミスの得点で再度リードされるが、名古屋Dのオールコートディフェンスの裏をかいてゴール下でフリーになっていた#0オーガストがダンクを叩き込むと、#27石井のスティールから走って#32シェーファーがバスケットカウントを獲得。16-20と4点リードして1Qを終える。

2Q 名古屋D 39–39 三河 (名古屋D 23–19 三河)

互いに強みを発揮し、同点で後半へ

スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#27石井、#32シェーファー、#54ガードナー。

三河は#54ガードナー、名古屋Dは#2齋藤が3Pシュートを決め合うスタート。

開始2分、スティールから#11須田に3Pシュート沈められて26-25と試合をひっくり返されるが、タイムアウト後ディフェンスの強度を上げると、#54ガードナーと#0オーガストのハイロープレーで逆転。#10レイマンのドライブ、#54ガードナーのユーロステップで30-33と3点リードしてオフィシャルタイムアウトを迎える。

#10レイマンのドライブで5点のリードを作るが、タイムアウトで修正を図った名古屋Dに連続で3Pシュートを浴び、36-35と再逆転をされる。

#0オーガストのフリースローで勝ち越すが、名古屋D#2齋藤に3Pシュートを決められ、39-39の同点でハーフタイムに入った。

3Q 名古屋D 59–54 三河 (名古屋D 20–15 三河)

序盤に9-0のランを作られるが、西田(優)が攻撃を牽引。5点差で最終Qへ

スタートは、#7長野、#10レイマン、#19西田(優)、#43イ、#54ガードナー。

名古屋Dのハードなディフェンスの前にシュートを決め切ることができず、#10ソアレスのゴール下、 #43エサトンのバスケットカウントで先手を取られる。さらに開始3分、#43エサトンのダンクを決められ、48-39と9点のビハインドを背負う。

タイムアウトで修正を図ると、#54ガードナーのフェイダウェイシュート、#19西田(優)のファストブレイクで追い上げ、開始4分、スティールから#19西田(優)が3Pシュートを打ち抜いて48-46の2点差に押し返す。

名古屋D#2齋藤の3Pシュートで突き放されるが、#19西田(優)のフリースロー、#7長野のドライブで追随。名古屋Dにインサイドから得点を重ねられるも、#0オーガストのファストブレイクで対抗する。

その後はアウトサイドシュートを決めきれず我慢の時間が続く。それでもディフェンスで踏ん張り、残り44秒に#10レイマンの3Pシュートで再びワンポゼッション差に迫る。

終盤、名古屋D #12中東にドライブから得点され、点差を5点に広げられて勝負の最終Qを迎えた。

4Q 名古屋D 78–69 三河 (名古屋D 19–15 三河)

13点のビハインドを、イが勝負強さを発揮して追い上げるが、逆転できず惜敗

スタートは、#0オーガスト、#10レイマン、#11久保田、#18角野、#54ガードナー。

立ち上がりに、名古屋D#2齋藤に連続3Pシュートを浴びて、65-54とリードを二桁に広げられる。タイムアウトで流れを切るも、名古屋D#10ソアレスのダンクで13点のビハインドを背負う。

#19西田(優)がインサイドを切り裂いてシュートをねじ込むと、#19西田(優)の3Pシュートのリバウンドを#0オーガストが押し込み、#43イがスティールからプッシュして67-60の7点差に追い上げる。

オフィシャルタイムアウト明け、#7長野のキックアウトから#43イがアウトサイドシュートを決めて追い上げムードを作り出すが、残り3分に#34 スミスのゴール下で再び二桁リードを奪われる。

エンドスローから#54ガードナーがゴール下で合わせ、#19西田(優)がボーナススローで加点。残り1分、オールコートディフェンスから#43イがボールを奪い、#0オーガストがゴール下を決めて73-67の6点差に迫る。

さらにオールコートでプレッシャーをかけ、3Pシュートで逆転を狙うが、シュートを決め切ることができず、78–69で1戦目を落とした。

シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン  試合後コメント

前半は決して悪くなかったと思います。しっかりとプレッシャーもかけることができました。
また、全体を通してハードにプレーすることはできましたが、もう少しスマートさが必要になると感じています。そして、チームとして連動して戦うことが必要です。
あとは、いつもであれば決めれるシュートを決めきることができませんでしたが、その点は自分たちがやってきたハードワークを信じて、打つべきシュートを打ち続けなければいけないと思っています。

-前半、ペイントアタック中心で3Pシュートが少なかったのはプラン通りですか?
映像などで確認してみないとお答えできない点もありますが、自分たちと名古屋Dさんのスペーシングのところから、そのようになったと考えています。そういった、相手のスクランブルのところにどうやってつけ込むのか、ピック&ロールをどう使っていくのかはチェックしたいと思います。
ただ、試合を通しては3Pシュートを24本打っているので決して悪い数字ではないと思っています。先ほど話した通り、自分たちはハードワーク、シューティングトレーニングを積み重ねてきたので、明日は入ると信じて自信をもって打ちきってもらいたいです。

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