“高校生レベル”から米記者の想像を超えた「打者・大谷翔平」 MLBで超一流となった偉才の進化「打てるか疑問があった」

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 しかし、大谷はロー記者の予想に反して、瞬く間に成長を遂げた。ルーキーイヤーこそ内角攻めとメジャー特有の速く動く球に苦戦を強いられたが、三振率は18年から27.8%→25.9%→28.6%→29.6%→24.2%→23.9%と推移。今シーズンに至っては、強い当たりをどれだけ打てるかを表すハードヒット率が驚異の54.2%(アメリカン・リーグ3位)。名実ともに超一流のパワーヒッターへと進化した。

 長打率(.654=2位)、出塁率(.412=1位)、OPS(1.066=2位)もリーグ上位に食い込む。そんな大谷を目の当たりにし、「彼が自分のプレーについて数えきれないほどの修正と微調整をしたことで、私の予想がいかに間違っていたというところまで来てしまった」と語るロー記者は、二刀流スターへの謝罪を記している。

「オオタニはボールを非常に強く、そして正確に打つことができる生産的な打者だ。この技術は非常に少数の打者しかできない。彼のような力を他の選手で求めようとする球団は、キメラ(幻想)を追い求める必要がある。もはや彼のような選手を、我々は二度と見ることはないかもしれない」

 高校生レベルから「二度と見ることはない」と称される選手へと飛躍を遂げた大谷。間違いなく球史に残る偉才の一挙手一投足を興味深く見守りたいところだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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