【素朴なギモン】なぜ慶應は箱根駅伝から遠ざかるのか

タグ: 2023/1/20

 その理由として同校OBは、各校の激化するスカウティング合戦が背景にあると言います。

「箱根駅伝を走るランナーのほとんどが、高校時代から名門校の有望選手として名を挙げた男たち。彼らは高校3年の早い段階で大学からスポーツ推薦の合格が通達され、心置きなく練習に打ち込めます。一方、慶應の入試はそうはいかない。スポーツ推薦はありませんから、AO入試や指定校推薦、一般入試に一縷の望みをかけるしかないわけです。かつてはあの『怪物』こと作新学院・江川卓を落としたことも有名ですし、最近でも今年のWBC日本代表に内定した中日の高橋宏斗投手が中京大中京時代、慶應の入試に落ちてプロ志望届を提出したところ、中日にドラフト1位指名されたことがあった。『ウチに入るのはドラ1でプロに指名されるよりも難しいのか』とOB連中はうれしいやら、悲しいやらですよ」

 しかし、近年は強化へと本腰を入れ、慶應内でも箱根復帰への期待感は高まっていると前述のOBは言います。

「2017年の4月からは、日本体育大学のOBで日清食品グループでも名を馳せた保科光作さんを招聘し、現在はヘッドコーチで指導に当たっています。今年も関東学連選抜では10区で貝川裕亮選手が走り、沿道からはひときわ大きな声援が送られました。我々は決してあきらめていません」

 来年は100回大会を迎える箱根駅伝。陸の王者の復活はなるか、多くの卒業生が熱視線を注いでいます。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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