ミスターファイターズが中田翔を語る「今思うことは・・・」

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 その上で球団から無期限謹慎処分を科された中田のその後については、少し残念に感じていることもあるという。

 「ただ処分を受けて、その処分が明けてから、できれば日本ハムでやってもらいたかったなという気持ちはあります」という。今季の中田はただでさえ、開幕から不振に苦しみ、そういったフラストレーションも今回の事件のきっかけになったという見方もあるが、同氏はあくまで起こした事件を真摯に受け止め、再起を図るには、いばらの道かもしれないが、古巣の日本ハムで取り組んでもらいたかったという。結局、日本ハム側では会見は開かれず、その対応にはファンの間から疑問の声も漏れた。そこには現役時代からファンファーストの姿勢を崩さなかった、田中氏のファンへの優しさもにじみ出ていた。

 一方で「巨人・中田」としてすでに道を歩み初めている後輩についてはこんな言葉も投げかける。

 「周りで色々言われますけど、それはそれで彼の野球人生ですから。やはり間が空きすぎるよりは、出れるわけなので。結果を残せば・・・」と新天地で結果を残していくことが大事と語る。その上で巨人というチームの厳しさも知るだけにこんな『アドバイス』を送る。

 「ただあそこは厳しいところですから、結果が出ないと(見切りも)早いと思うので。まだ32。まだまだできますから。長い野球人生を見据えて、やってほしいなと思いますね」

 中田も巨人移籍後は、先月22日のDeNA戦で一発を放つも、その後は打率1割台と低迷。天王山とされた3日からの阪神3連戦の最終日もスタメンを外された。優勝争いがかかるチームにおいては日々の結果がよりシビアに求められている。

 日本ハムから巨人へ移籍しても今後も見守っていくという田中氏。「まだまだできる」の言葉を中田もしっかり受け止める必要がありそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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