ドラフト上位候補がなぜ選外? U-18日本代表のナゾ 高校トップ級の逸材はなぜ漏れたのか
菰田は今回の代表から漏れた(C)産経新聞社
8月22日、夏の甲子園大会決勝で智弁和歌山が日本一に輝いた、その興奮冷めやらぬ午後のことです。高校野球ファンの驚きの声が、SNSを席巻しました。
というのも、「第14回 BFA U18アジア野球選手権」(台湾・台北)に出場する、侍ジャパンU-18日本代表選手18名が発表されたのですが、その人選について、高校野球シーンを牽引してきたビッグネームの名が、選外となっていたからです。
高校野球取材歴の長いスポーツ紙のデスクは言います。
「一覧を見た瞬間、『おお!』と驚きの声が出ました。というのも、山梨学院の投打二刀流で『ネクスト大谷』の異名を誇る菰田陽生、昨夏の甲子園準優勝の立役者となった日大三の主砲・田中諒、聖隷クリストファーの最速150キロ左腕・高部陸らの名前がなかったからです。中でも菰田は今秋ドラフト1位候補の大器。ジャパンには“当確”とも見ていたんですが…」
その上で、高校ジャパンの選考について、このようなポイントを明かすのです。
「確かに高校ジャパン入りは有望球児にとって最高の栄誉ですが、ここに選ばれる18人は『能力に秀でた高校生の上位18選手』とは限らないのです。というのも、アジア大会は木製バットを使用して行われ、最大の難敵・台湾の投手は速球派を複数擁しており、長打による大量得点は望めません。自ずとスモール・ベースボールによって手堅く1点を奪い、投手力と守備力で、しっかりと守り切る野球にならざるを得ない。プロのスカウトが好みそうな『ロマンにあふれた大砲』は、どうしても選外になってしまう傾向にあるのです」













