松尾は投手陣とのコミュニケーションも積極的にとっている(C)産経新聞社
未来への大きな「投資」のまっただ中にあります。
交流戦を5勝13敗の借金8、11位で終えたDeNAです。交流戦は球団史上2度目となる全カード負け越し。その間のチーム防御率は4.76と投手陣が守り切れず、競り負ける場面も目立ちました。
【動画】打撃も任せろ!松尾の圧巻ホームランシーン
それでもセ・リーグ内では4位に踏みとどまり、借金10からの巻き返しにナインも燃えています。イケイケのチームカラーがうまくはまれば、大型連勝も決して夢ではないでしょう。
まずは敗因を直視したいところ。借金10の原因はどこにあるのでしょうか。
プロ野球取材歴の長いスポーツ紙のデスクは言います。
「5月12日に突然発表された、正捕手の山本祐大とソフトバンクの尾形崇斗投手、井上朋也内野手の1対2トレードが暗い影を落としているのは間違いありません。というのも、発表された後の5月15日の巨人戦から、DeNAは9カード連続勝ち越しなしと苦境にあえぎ、その間の勝敗は7勝18敗だからです」
それでも、この屈辱は「産みの苦しみ」であると、前述のデスクは言うのです。
「山本がソフトバンクに移籍後、正捕手を任されたのは2022年ドラフト1位の松尾汐恩。将来的には侍ジャパンの扇の要を担える逸材です。捕手の成長に最も必要なのは経験。松尾は今、真の正捕手になるため、様々な経験を積んでいる最中です。確かに普通は正捕手である山本との併用の中で学んでいくものですが、DeNAのフロントはいち早く独り立ちしてもらうためにも、松尾にスタメンマスクを託したのでしょう。リスクは承知で、輝かしい未来のための投資なのです」