スワローズに必要なのは「右の外野手」か “再会”ならロマンを感じる社会人左腕も――ヤクルトに欲しいドラフト注目選手【しのの応燕レポート】
投手では、社会人左腕の樋口新投手らに注目だ(C)産経新聞社
2026年ドラフト編~投手の注目選手は
続いて投手に目を向けると、ヤクルトは先発もリリーフも補強ポイントになっていると思います。長く安定して投げられるスタミナ、そして球速はもちろん、変化球の精度も注目したいです。
まず即戦力で大注目は鈴木泰成投手(青山学院大)。187センチ91キロの大型右腕で、長身から投げ下ろすキレのある最速155キロのストレートや鋭く落ちるフォークを持ち味に、大学ジャパンのエースを担いました。韓国代表を相手に14三振を奪うなど、狙って取る三振が清々しいドラフト上位候補です。
同じ東都大学リーグでは川尻啓人投手(亜細亜大)も、189センチ93キロの大型右腕です。最速158キロを誇り、多彩な変化球も駆使して先日の秋季リーグ戦では國學院大を相手にノーヒットノーランを達成。注目も一層高まったのではないでしょうか。
また、六大学では渡辺和大投手(慶應義塾大)も、慶大出身者の多いスワローズが似合いそうな選手です。大学選手権で最優秀投手に選ばれた左腕が、慣れ親しんだ神宮球場で活躍する姿を見たいファンも多いはず。
左腕では沢山優介投手(ヤマハ)も気になります。両親がブラジルにルーツをもち、松元ユウイチヘッドコーチが監督を務めた今年のWBCブラジル代表に召集されています。社会人屈指の強豪・ヤマハで、昨年の日本選手権では優勝も経験。ハイレベルな環境で好投を見せてきた高卒入社で5年目の23歳に期待が募ります。
同じく社会人左腕では樋口新投手(王子)にも注目です。王子では東海エリアの激戦の中、強力打線を抑え込む投球で都市対抗優勝に貢献しました。愛工大時代は2024年ドラフト1位入団の中村優斗投手と左右の二枚看板を背負う活躍で、もしもヤクルトでの“再会”があればそこにもロマンを感じます。
さて、ここまで個人的な注目選手を挙げてきました。皆さんの“ドラフト推し選手”は入っていましたか? もちろんどの球団も熱い視線を送る素晴らしい選手が多かったと思います。
ここに書き切れないくらいの逸材であふれるなか、若手中心で躍進を目指すスワローズはどの順番でどの選手を指名するのか。青木宣親GMの方針はどのようなものなのか。ファンとして見逃せません。
スワローズの未来のスターが生まれる瞬間を、今年もしっかりと見届けたいと思います。運命の日はすぐそこ――。
[文:平野詩乃]
【著者プロフィール】
平野詩乃(ひらの・しの)/2001年6月16日生まれ25歳。173㎝。神奈川県出身。立教大学卒。教員免許取得。リポーター、野球イベントを中心に活動中。東京ヤクルトスワローズファン歴20年以上。趣味は神宮球場観戦。レギュラー/tvk「LOVEかわさき」プレゼンター(毎週土曜日朝9時~)、グリーンチャンネル「パドックキャスター」
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