「温かいおもてなしをありがとう」――ロッカールームに残された平和への願い 米国と戦闘状態にあったイラン代表が訴えた“リアルな現状”【W杯】
「我々はワールドカップに最悪の状態で臨んだ。他のチームと比較して、試合前に与えられた練習時間は16時間もない。私は他のどんなチームもそういう状況でプレーできるとは思わない。それを私は世界に知ってもらいたい」
そう痛切に訴えるアミル・ガレノエイ監督は「今大会の我々のような状況でワールドカップを戦い、しかも2戦無敗というのは偉大な功績であり、サッカーの歴史に刻まれるものだ」と強調。選手たちのパフォーマンスを手放しで称えた。
「私は世界が常に平和で穏やかであり、次のワールドカップで私たちが受けたような行為が常態化しないことを願っている」
さらにチームの精神的支柱でもあるアリレザ・ジャハンバフシュは、「大会前の抑圧が、僕らを今まで以上に団結させた」と語り、指揮官の意見に同調した。
「正直にいえば、僕らはそれほど多くのことを求めているわけではない。ただ、他の47チームにも同じ手続きを適用してほしいとお願いしているだけだ。現地の状況や街にできるだけ早く適応できるよう、一日も早く現地へ向かいたいんだ」
平等を訴えたイランの面々。今大会の彼らが置かれた状況は、国際サッカー連盟(FIFA)を中心に、あらためて正しいものだったのかを議論するべきではないだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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