「正直、腹が立っていた」アルゼンチンを刺激した元英代表OBたちの“軽率な挑発” ブラジルを怒らせた日本代表FWの「騒動」を想起させた舞台裏のドラマ【W杯】
アルゼンチンの面々は、イングランド側からの“批判”に怒っていた(C)Getty Images
試合前に飛び交っていた“挑発”は、やはり南米の精鋭たちにとって発奮材料となっていた。
現地時間7月15日、北中米ワールドカップ(W杯)の準決勝で、イングランド代表と対戦したアルゼンチン代表は2-1で劇的な逆転勝ちを収め、2大会連続の決勝進出を果たした。
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まさに劇的。スタジアムが、そして全世界が興奮と熱狂の坩堝と化すようなドラマチックな勝利だった。1点のビハインドを追った86分にエンゾ・フェルナンデスの鮮やかなミドルシュートで同点としたアルゼンチンは、守勢に回ったイングランドを相手に一気呵成に攻めに出る。
そして、後半アディショナルタイム2分、右サイドを果敢に突破したリオネル・メッシの利き足ではない右足でクロス。エリア中央にピンポイントで送り込まれたボールをフリーで舞っていたラウタロ・マルティネスがヘディングでねじ込んだ。
瀬戸際に立たされていたところからの逆転は、守勢に回ったイングランドの戦術や、リオネル・スカローニ監督の交代策など、さまざまな要因が絡んでの結果と言える。その中でアルゼンチンの選手たちにとって一つの“キーファクター”となったのは、戦前に相手国内で飛び交った挑発的な予測の数々だった。
フォークランドの領有をめぐって同地で兵火も交え、政治的対立も起きていた歴史的な因果関係もあり、戦前から異様な注目が集まっていたこのカード。イングランド国内では代表OBたちが、アルゼンチンを「格下」と見るような発言を繰り返していた。













