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「狂気の沙汰だ」FIFAとトランプ大統領の“思惑”に疑念 米代表FWの出停処分取り消しに広まる疑義 クロップ氏らが怒りの声「みんな分かっている」【W杯】

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以前からFIFAに対する不満をこぼしてきたクロップ氏(C)Getty Images

ルーニーは「インファンティーノも恥じるべき」と糾弾

 今回の決定について「ホスト国に都合の良い結果を得るために、本来の手続きが無視されたように見える」と伝えた米スポーツ専門局『ESPN』は、サッカー界の識者のコメントを報道している。

 元リバプールの指揮官で、ドイツ人のユルゲン・クロップ氏は、「もし本当にトランプ氏とインファンティーノ氏が、今回の決定を仕組んだのだとしたら、それは狂気の沙汰だ」と強く批判。そして、サッカーが本来どうあるべきなのかを問いかけている。

「はっきりと言っておくが、これは我々のゲームであって、彼らの道楽のためのゲームではない。そもそもサッカーについて何も知らないあの2人が関与すべきではないんだ。私たちは皆、誤った判定に苦しむ時がある。それでも、人生を通じて、それを受け入れることを学ぶものだ。

 そして、判定はいつだって、事実に基づく判定に過ぎない。過去には、誰もが『あれはレッドカードではない』と思うような、とんでもないケースもあったが、それらは事実に基づく判定であったために、覆ったことはない。バログンはそうなることを望んでいないだろうが、あれは異論の余地のないレッドカードだ」

 さらに元イングランド代表FWのウェイン・ルーニー氏は、「全くもって恥ずべき決定だ」と断言。「インファンティーノも恥じるべきだ」と続けている。

「スポーツマンシップとは何か。サッカー界が問われていると思うね。もしも、俺がアメリカの対戦相手だったら激怒する。なぜなら、今回の決定はあらゆる点で間違っている。一体どこまで許されるんだ。全くの茶番劇じゃないか」

 さらにルーニー氏は「すべては、代表のビッグスターを大会に留めておくためだ。アメリカは共同開催国の一つだからね。みんな分かっているよ」と吐露。FIFAとホスト国の抱える“思惑”を勘ぐった。

 小さくない反発を生んでいるFIFAの決定。前代未聞の事例によって、アメリカの躍進が続く中で国際的な疑念は深まっていく。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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