敗退の韓国で渦巻いた「日本は役に立たない」の“八つ当たり報道”に国内で反発の嵐 英雄パク・チソンも変革を訴える事態に「惨めな気持ちになる」【W杯】
ソン・フンミンを中心としたサッカーに変化を加えきれずに、単調なパフォーマンスに終始した韓国(C)Getty Images
「もう数年前から十分に予想できた結果」
極め付きなのは、サッカー界を取り巻く問題に鋭く切り込んでいるレジェンドたちの言葉だ。
元韓国代表MFで、マンチェスター・ユナイテッドでもプレーした“英雄”パク・チソン氏は、現地時間6月27日のDRコンゴとウズベキスタンの試合を、韓国の放送局『JTBC』で解説。試合後に険しい表情を浮かべながら「もう数年前から十分に予想できた結果だ。またも同じ問題を振り返らなければならないという現実に惨めな気持ちになる」と嘆いた。
「過去10年間に我々の代表は多くの経験をした。でも、結局は同じようなミスを繰り返した。本当に残念でならない。今こそ、誰かのせいにするだけじゃなく、本当に何が間違っているのかを冷静に見直して、もう一度、イチから出発しなければならない。この大会は、そのキッカケにすべきだと思う」
ため息を漏らしながら、シビアな評価をぶつけたパク・チソン氏。彼のようにサッカー界を取り巻く環境全体に改革を求める代表OBは少なくない。大会期間中に日刊紙『中央日報』にコラムを掲載した元代表FWのアン・ジョンファン氏は、母国メディアに対して、こう投げかけていた。
「一部のメディアでは『グループリーグであっさり敗退する』『2連敗する』といった悪意ある言葉が飛び交っていた。韓国サッカーを愛する人のほうが圧倒的に多いはずなのに、一部の人たちが選手たちの敗戦を望んでいるかのような姿勢を見て、私は腹が立った」
彼らは直接的に言及したわけではない。しかし、「日本や他国の成績を頼っている時点で未来はない」と言わんとしているのは想像に難くない。
かつては「アジアサッカー界最強」とも恐れられた韓国。日本に八つ当たりをし、敗退のショックを和らげているだけでは、彼らがふたたび“ライバル”となる日は遠のく一方ではないだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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