新型肺炎に感染する不安より自然治癒力をアップさせることに力を注ぐ!

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ヒトは決して無力ではない

では、ヒトはウイルスや細菌などの病原体に対して無力なのでしょうか?

ノーベル医学生理学賞が示した可能性

1987年、利根川進がノーベル医学生理学賞を受賞しました。

授賞理由は「多様な抗体を生成する遺伝的原理の発見」です。

私たちの体の中の免疫に関与しているB細胞という細胞が「無数の異物に対応する無数の抗体を作ることができる」ことを証明しました。

これは、どんなウイルスや細菌が侵入してきても免疫を獲得できることを意味しています。

免疫があらゆる外敵に対して働いてくれます。

もちろん新型肺炎のコロナウイルスに対してもです。

治療薬がなくても、体の中で免疫がはたらいて体を守ろうとするのです。

この可能性が無限にあるということです。

すごいことだと思いませんか。

SARSでは死亡率が低かった中医学
粟島らによると、2003年、中国・広州、深圳(しんせん)などでSARSの治療に当たった鄧鉄涛(とうてっとう)らは中医薬(日本でいうところの漢方)による治療を行い、世界的な統計においても死亡率が低いという成果を出しています。

治療には、薬(中医薬)を使っていますが、対症療法としてではなく、ヒトの抵抗力(免疫力や自然治癒力にあたるもの)を引き出すために使われています。

その他には、外環境を整えるために消毒、換気、ハーブや生薬などの燻蒸を行い、食事指導を行っています。

文献:
粟島行春『未病医学シリーズ 第四十集 中医と未来医学』(未病医学シリーズ刊行会、2005年)
角田睦子「鄧鉄涛教授の『SARS』治療」(「漢方の臨床」53巻第1号184頁以下、東亜医学協会、2006年)

病気は自分が持っている自然治癒力で治る

細菌やウイルスによる感染症は、薬が治してくれるのではなく、最終最後は自分の持っている自然治癒力で治ります。

自然治癒力とは、自然に病気やケガを治す力で、免疫力、抵抗力、回復力ともいいます。

人間が本来もつ生命力そのもののことです。

大切なのは、薬は自然治癒力をサポートするものだという認識を持つことです。

薬は脇役、主役はあなた自身なのです。

そもそも感染して起きてくる症状は、細菌やウイルスと戦っているから出てきます。

熱や咳、炎症、痛みなどが出ているということは、本来は忌むべきことではありません。

体が戦っているのだから可能な範囲内で耐えてみるのも大切です。

でも、つらい症状が続くと体力が奪われ、自然治癒力が負けてしまって重症化することもあります。

新型肺炎では、特に、高齢者、乳幼児、心臓病や糖尿病等の基礎疾患を患っている人は重症化したり、急変する可能性があります。

肺疾患の既往がある人も要注意です。

感染が疑われたら速やかに受診しましょう。

薬はここぞという時に使うのが本来のあり方だと考えます。

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