ルールミーティング後に井上尚弥から贈られた“エール” 西田凌佑を破った名手グッドマンが告白した激闘の舞台裏「礼儀正しく接してくれたし、ありがたかった」
西田との壮絶な打ち合いを制したグッドマン(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext
キャリア初の日本興行参戦――。緊張の中で実現した激闘の内幕をサム・グッドマン(豪州)が赤裸々に明かした。
9月27日にトヨタアリーナ東京で行われたIBF世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦で、同級2位のサム・グッドマン(オーストラリア)は、同級1位の西田凌佑(六島)に3-0で判定勝ち。今後は不透明ながら世界4団体統一同級王者の井上尚弥(大橋)への挑戦権を得た。
【動画】場内を沸かせた壮絶な打ち合い! グッドマンの波乱の攻防
序盤から「アウェーで戦うリスクもあった」と強引に打って出たグッドマンは、西田にカウンターを返されても前に出て近接戦を展開。左右の連打からの細かいパンチを的確に決め、ポイントを確実に取っていく。そして5回に右ストレートが顔面にクリーンヒットさせ、相手を防戦に追い込んで主導権を掌握。8回と10回に西田がローブローの減点を受けたことも手伝って、初タイトルを掴んだ。
日本での成功には並々ならぬ想いがあった。2024年12月に現スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)に挑戦する予定だったグッドマンだったが、試合直前のスパーリングで負った2度の左目上の裂傷により、試合を1か月も延期した上でキャンセル。その前年の9月に井上陣営からの対戦オファーを「7月に前哨戦が決まっている」と断ったことを加えれば、3度もチャンスをふいにしていた。
当時にファンや関係者から「井上から逃げた」と揶揄された。ゆえに「絶対にこっちから戦いを仕掛けていかないといけないと思っていた。序盤から自分の優位性を主張するつもりだった」とインパクトのあるファイトをし、日本の関係者たちを納得させる気だった。
「決して楽じゃなかった。ニシダは試合中にいくつかの異なる戦術を仕掛けてきていたから、その都度対応を迫られた。本当に手強い挑戦だったんだ。ただ、リングで勝者はただ一人、つまり僕だけだということを、疑いの余地なく示したかった」













