「必要な仕事をやり遂げた」リマッチを制した井上拓真の勝因は? したたかだった王者を米メディアが分析 敗れた那須川天心には「今回も必要なラウンドを奪えなかった」
井上のダウン後の対応がしたたかだったと米メディアは評した(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext
9月27日、トヨタアリーナ東京行われたボクシングWBC世界バンタム級タイトルマッチで、王者・井上拓真(大橋)が同級1位・那須川天心(帝拳)を3-0の判定で下し、王座を防衛した。試合中盤に那須川が井上からダウンを奪うも、12ラウンドを戦い抜いた後のジャッジでは王者に軍配。井上はこれで2度目のタイトル防衛。敗れた那須川はまたも世界のベルトに届かなかった。
【動画】井上拓真が突かれた一撃! 那須川天心が拳を突き上げたダウンシーン
10か月前の王座決定戦で顔を合わせた両者による再戦。昨秋と同じく、井上がボクサーとしての経験値の高さを見せつけた。序盤からそれぞれが距離を詰め、パンチを当てに行く展開が続く中、井上は的確にヒットさせポイントを積み上げていった。
2度の公開採点でもチャンピオンが上回っていた。4回終了時では、40-36、39-37、38-38と井上が優勢。さらに、7回に那須川が左ストレートでダウンを奪った後、8回終了時の採点も、77-74で井上支持が2人、残り1人が76-75で那須川だった。
そして両者が12ラウンドを戦い抜き、最終的な採点は114-113、116-111、116-111で井上が3-0で勝利。今年5月の井岡一翔戦に続いての防衛を果たした。
国内外で注目度の高かったこの一戦、米国専門サイト『BOXINGNEWS24』でも試合内容を伝えるとともに、王者の戦いぶりに賛辞を送っている。
この試合では、開始直後から主導権の奪い合いが繰り広げられた。同メディアも、「イノウエは、まるで(昨年の)初戦で見つけた攻略法をそのまま再戦へ持ち込んだかのような立ち上がりを見せた。ジャブと右ストレートで、試合前に主導権を握ると宣言していたナスカワにペースを渡さなかった」と指摘。序盤で那須川が優位に立った前回の対戦とは対照的に、今回は井上が早い段階から自らのペースに持ち込んだと評している。













