データと指標を使えない指導者は淘汰されていく? エ軍が決断した異例のコーチ解雇が物語る“球界の変化”「ある種の不満が募っていた」
実際に選手やスタッフから聞き込みを行ったというモゼリアクGMは、「チームに情報が届いていなかった」と吐露。その上で、「多くの局面で使われているツールを自分たちも活用し、選手の成長を支援する上でそれらを最大限に活かそうという流れが常にあった。しかし、チーム内での一貫性のなさに、ある種の不満が募っていた」と証言している。
「野球界のあらゆるチームが活用しているリソースは非常に多い。だから、我々だって、その流れに遅れをとらないようにすることが重要だ。上層部の研究開発チームは、我々が活用できる非常に有益な情報やデータをかなり提供してくれている。そういう中で、この球団を、選手たちの成長にとって最先端の場にするために、我々には何ができるだろうか?」
綿密な分析データが勝負を分ける局面が増えている昨今の野球界。そうした中で、マダックス氏たちのような「昔ながら」と言える感覚派の指導者が淘汰されていく時代がメジャーリーグでは来ているのかもしれない。
最先端の技術とデータをどう活かすか――。現代において「名コーチ」と言われる人材に求められる能力は、大きく変化している。今回の人事はそれを物語る一件と言えよう
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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