初のMLB球宴入りに繋がった「異国・日本」の存在 元鷹助っ人の進化から紐解く“NPBの現在地”「学ぶのに最適な場所だった」
日本で培った経験を活かすマルティネス。異国での挑戦で自身の投球を大きく変えた彼は、MLBでの成功を掴んでいる(C)Getty Images
現在35歳、決して若くはない。しかし、日本でも馴染みのあるベテラン右腕は、メジャーリーグの夢舞台にたどり着いた。現地時間7月10日、MLBは現地時間14日にフィラデルフィアで行われるオールスターに向けた追加登録選手を発表。レイズのニック・マルティネスがレッドソックスのレンジャー・スアレスに代わって出場する運びとなった。
【動画】日本で学んだ変幻自在投球 元NPB助っ人マルティネスの奪三振シーン
今年2月にレイズと1年1300万ドル(約21億円)の契約を締結したマルティネス。加齢による衰えが不安視されたが、今季は開幕から絶好調。18登板で8勝2敗、防御率2.65、WHIP1.12と安定した投球を披露し、ついにはオールスター投手となった。
成功を追い求めるベテランを支えるのは、圧倒的な経験値だ。とりわけ2018年から日本ハムとソフトバンクで4年間プレーした日本時代のプレーで磨かれた価値観は、メジャーリーグでリトライする上で大いに役立っているという。
今のマルティネスについて「太平洋を渡り、日本で生まれ変わった。以前とは別人のような投手であり、より優れた投手になっている」と評するMLB公式サイトは「世界の果ては、もはやキャリアの墓場ではない。そこは成長をする場だ」と断言している。
無論、才能を開花させられない投手もいる。その中でマルティネスはなぜ違いを生み出せたのか。
同サイトは「日本はスプリッターの使い方を学ぶのに最適な場所だった」という本人の証言を伝えた上で、日本球界に挑んだ投手たちがMLBで再起している背景を分析したホワイトソックスの投手ディレクターを務めるブライアン・バニスター氏の見解を記している。
「投手が日本やアジアから復帰した後に、これまでよりも良い成績を残せるようになった主な理由は、MLB在籍中に試すのを躊躇っていた異なる投球スタイルや新しい球種に、挑戦できるようになったからだ」












