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“異例人事”2戦目で入魂のモンツァ走破! 角田裕毅が見せつけた10位入賞にレーシングブルズ幹部も大絶賛「ユウキには特に触れておきたい。本当に特筆すべき」

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公式予選ではマシントラブルに苛まれ、苦戦を強いられた角田だったが、決勝では完全に挽回した(C)Getty Images

気になる次戦での継続参戦の可能性は?

 何はともあれ、貴重なポイントを獲得した。同僚のリンドブラッドも8位入賞を果たし、レーシングブルズとしてはこれ以上にない収穫を得たレースとなったのは言うまでもない。ゆえに首脳陣もオーバーテイクを次々と成功させた角田を高く評価する。

 レース後にF1公式のフラッシュインタビューに応じたアラン・パーメイン代表は「完璧ではなかった中で、持てる力を最大限に発揮し、両ドライバーともにポイントを獲得することができた」と総評した上で、「ユウキには特に触れておきたい」と強調するように続けている。

「ユウキは、我々のマシンに乗るのが、まだ2回目だ。それにもかかわらず、立派にポイントを獲得してくれた。本当に特筆すべきことだし、彼には賛辞を送りたいと思う」

 当然ながら当人も充実感を口にする。同じくF1公式のフラッシュインタビューに応じた角田は「僕が(昨季最終戦の)アブダビGPを最後にレースから離れていた状況を考えても、ここでポイントを獲得できたのは悪くない。『うん、これで良し』と思う」とポジティブに総括。さらに、自らの得た手応えも語っている。

「僕らがアルピーヌと激しく戦っている中で、チームに1ポイントを持ち帰れたのを本当に嬉しく感じている。今日はミディアムタイヤが最後まで持ちこたえられるかが、少し心配だったけど、予想以上に良い走りを見せてくれた。だからマシンの新しい側面を学べてとても楽しかったし、もう一度、乗る機会があるなら成長していきたいと思う」

 本人が「成長したい」と意気込む中で、気になるのは今後もチャンスが与えられるか否か。

 現時点で次戦も角田がレーシングブルズで起用される可能性は高いとみていいだろう。サマーブレイク中のボクシングトレーニングで左手首の骨にひびが入ったアイザック・ハジャー(レッドブル)の回復経過はいまだ不透明で、ローラン・メキース代表は、9月11日から開幕するスペインGPでの起用に「まだリスクは冒せない」と明言。本来はレーシングブルズの正ドライバーであるリアム・ローソンを緊急昇格させる“緊急人事”の継続を示唆している。

 ハジャーの100%回復を望む“大本営”レッドブルの意向を考慮すれば、両チームのリザーブ兼テストドライバーの角田は、必然的にレーシングブルズでのドライブが続く形となる。つまり来季のF1キャリア再開へのアピールは続くというわけである。

 スポット参戦の身であることを理解し、「一番大切なのは、アイザックが順調に回復すること。それを心から願う」とも語った角田。一方で「でも、今後もチャンスがあるなら、もちろん準備はできている」とも意気込んでおり、継続起用も動じる素振りは見られない。

 自身が過去5年間で3度のリタイアを強いられた“鬼門”モンツァを完走し、チーム幹部に強烈なインパクトを植え付けた角田。この手ごたえをスペイン・マドリードでも披露したいところだが、果たして――。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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