「まだ運転できない」明るみになるハジャーの窮状 魂の10位入賞を遂げた角田裕毅のF1継続参戦への影響は不可避か
左手首を痛め、リハビリに専念しているハジャー(右)の現状をメキース代表(左)が包み隠さずに語った(C)Getty Images
メキース代表が語ったハジャーの「今」
つまり継続的に出番が与えられるかはハジャー次第となる。では、その現状はどうなのか。
このイタリアGP終了後に、英衛星放送『Sky Sports』などのインタビューに応じたレッドブルのローラン・メキース代表は「今はまだ運転できない状態で、『幸せだ』とは言えない」と証言。次回のスペインGPが行われるマドリードの市街地コースは22か所のコーナーと強い傾斜が存在する難所。ドライバーの身体的負担が大きくなる影響を考慮し、慎重にリハビリをさせる意向を仄めかしている。
「我々にとっての最優先事項は彼の回復だ。無理をしてリスクを冒す理由はない。彼はまだ非常に若く、車を運転するたびに上達している。だからこそ、100%の状態で復帰することが彼にとって重要なんだ。必要なら時間をいくらかけてもいい。彼の感覚と医師の指導を信頼し、回復させていくよ」
メキース代表の証言が確かなら、スペインGPはおろか、9月24日に始まるアゼルバイジャンGPもハジャーの離脱は避けられないようにも思える。となれば、すでに幹部に強いインパクトを与えている角田にアピール機会が舞い込む可能性も高まっていく。
次戦に向けて「チャンスがあるなら、もちろん準備はできている」と意気込む日本の天才ドライバーは、快進撃をどこまで続けられるか。複数チームからの関心も報じられている来季のF1キャリアを含めて目が離せない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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