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金星に“あと一歩”届かず…ジャパンXVがMABに惜敗 新星SO伊藤が未来への光明に

タグ: , 2026/6/29

伊藤の今後の成長は楽しみな要素の一つだ(C)産経新聞社

 今夏の国際マッチシーズンの幕開けとなるジャパンXVとマオリ・オールブラックス(以下MAB)との一戦が6月27日に行われ、ジャパンXVは31-38の僅差で敗れた。MABとの日本代表、ジャパンXVを通じての通算対戦成績は1勝8敗。ジャパンXVは昨年に引き続き2連敗を喫した。

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 惜敗ではあったが、最後の最後で実力差を見せつけられた一戦となった。この試合、ジャパンXVは序盤からMABに対し接点でのコンテストで一歩も後に引かず、アタック時には確実にボールをキープし、ディフェンス時にはターンオーバーまで奪ってみせた。個々のプレーヤーのフィジカルの強さと、奔放で正確なオフロードパスで最初からトライを量産して圧倒しようと目論んでいたMABの出鼻をくじくには十分なファイトだった。

 いい流れのまま、前半8分、ゴール前まで攻め込んだジャパンXVは密集近辺をしつこく突いてMABのディフェンスラインを内側に寄せ、空いた大外にSO伊藤龍之介がキックパスを通して右WTB植田和磨が先制トライ。MABのお株を奪うような理詰めのトライを奪ってみせた。その後同点に追いつかれ、前半30分過ぎまでは試合は膠着するが、この間もジャパンXVの密集戦でのファイトはMABに強力なプレッシャーをかけ続けた。

 31分、33分にはそのプレッシャーに抗し続けられなくなったMABキャプテンのベイリン・サリヴァン、No.8のトリアン・バーンズが相次いでシンビン宣告され、2名分の数的優位を得た。そしてこの日のジャパンXVはこのチャンスをしっかり得点に結びつける強かさを見せた。この時間帯に3トライ1コンバージョンを奪い、24-7にまで点差を広げたのだ。

 こうした粘り、そして相手の隙を見逃さずに確実に得点に結びつける勝負強さは、従来の日本代表ならびにジャパンXVにはなかったことで、地力の底上げが確実になされているという手応えを感じさせた。

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