「フロントは落合さんの幻想を追いかけているのかな」中日低迷は何が要因?近鉄OB佐野慈紀氏の考察「受け身の野球しかできていない」
中日を率いた落合元監督はチーム強化に手腕を発揮した(C)産経新聞社
野球評論家の佐野慈紀氏が現在の野球界を独自の視点で考察する「シゲキ的球論」。今回は低迷する中日の戦いぶりをクローズアップする。
一時は息を吹き返したかに見えた中日が再び交流戦で苦しい戦いを強いられた。
交流戦は7勝11敗で終了。最終6月14日の日本ハム戦(エスコンF)は細川成也の9号2ラン、石川昂弥の5号ソロ、鵜飼航丞の適時二塁打など打線もつながり9-5と勝利。
しかしここまで22勝41敗(1分け)、借金19の事実は重くのしかかる。一時は借金20にまで到達したことで、監督の去就も注目を集めたが、球団フロントは今後も井上一樹監督を支えていくと明言している。
佐野氏にとっては2000年に在籍した古巣であり、今季の順位予想で3位に挙げていただけに、現状のちぐはぐさには厳しい目を向ける。
「かつて落合体制の時は、本当に守備を重視して、1点を守る、1点を取りに行く野球だった」と佐野氏は振り返る。しかし、現在のチームはそれができておらず「シーズン始まってしまえばやっぱり完全に相手に圧倒されながら、受け身の野球しかできてないんですよね」と指摘する。
チーム盗塁もリーグワーストの「23」と機動力も使えておらず「各バッターが繋ぐというよりも自分で決めるみたいな攻撃しかしないので、荒い」と問題点をあげる。
続けて「細かな野球ができず、荒いっていうのは、それはやっぱり勝てないでしょみたいな感じはします」と苦言を呈した。












