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佐藤淑乃が味わった“負ければ終わり”の「喜び」と「悔しさ」 ロス五輪を懸けた8月決戦で試される真価

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佐藤は持ち味のサーブでチームに貢献した(C)Getty Images

 現地時間7月22日、マカオ(中国)で開催された「バレーボールネーションズリーグ2026 女子 ファイナルラウンド」の決勝ラウンド準々決勝で日本はブラジルに3-1で敗れた。

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 第1セットを先取したものの、2セットを奪われてあとがなくなった第4セット。中盤にリードする展開をつくったが、20点台に到達しようかという時間帯で一気にブラジルが流れをたぐりよせる。20-23からアウトサイドヒッターの佐藤淑乃(ヴェロ・バレー・ミラノ/イタリア)が相手コートの奥に目掛けて放った打球は惜しくもわずかに外へ。相手のマッチポイントから最後は佐藤が、胸元に差し込まれるような相手サーブを処理しきれず、サービスエースを奪われてゲームセットを迎えている。

 その結末は、2週間前のそれとはまるで正反対だった。7月12日の予選ラウンド最終戦。ポーランドと対戦した日本は勝てば決勝ラウンド進出、負ければ敗退という状況で2セットダウンの窮地に立たされる。それでも第3セット開始時からセッターを関菜々巳に交代、さらにオポジットの和田由紀子(ともにUYBAバレー・ブスト・アルシーツィオ/イタリア)の爆発もあって反撃に転じるとフルセットに持ち込む。迎えた最終第5セット、勝負を決めたのは佐藤だった。

 13-13からサーブレシーブを乱されたものの、それを挽回するかのようにレフトから力強いアタックで得点。続くマッチポイントから、佐藤のサーブはネットにかかるも相手レシーバーの手前にぽとりと落ちる。チームを勝利に、そして決勝ラウンドに導く値千金のサービスエースを奪ってみせたのであった。

 今大会を振り返ると、佐藤はチーム最多となるサービスエースをマークした。もっとも得点を奪えるサーブは初めて日本代表に選出された大学時代から備わる武器であり、大同生命SVリーグの2025-26シーズンでもサービスエースは53本を記録し、これは同年のリーグトップの成績だった。日本代表でもその強みを極限の場面で発揮したわけだが、それを後押ししたのはチームの“ポジティブなエネルギー”だった。ポーランド戦後、佐藤は語っている。

「ずっと苦しい展開の中でも、常にチームのみんなが声をかけてくれましたし、監督からも『常にポジティブに』と言われていたので、それを体現することができました。徐々に、それが力になったと感じています」

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