今年も議論を呼ぶゴールデングラブ賞の人選が。。その背景は?

タグ: , 2019/12/2

 毎年議論を呼ぶ「三井ゴールデングラブ賞」の受賞選手だが、今回も首をかしげざるをえない。

 11月28日に授賞式が行われたが、コメントに困惑が入り交じる選手もいた。パ・リーグ二塁部門で選ばれた楽天浅村栄斗は「自分とは縁がない賞と思っていた。まさか、取れるとは」と胸の内を明かした。今季は失策7と堅実だったが、もともと送球難を抱え、守備範囲はせまい。

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選考は匿名投票


 昨年受賞したロッテ中村は今季9失策ながら、守備範囲の広さを示す指標ではトップ。西武外崎は失策14でも、補殺数は456ともっとも多い。守備範囲が広ければ、ギリギリのプレーが多くなり、ミスも増える。浅村は侍ジャパンでも大暴れした打力の印象が強いだけに、「守備より打撃で評価された」と思われても仕方ない。

 「名手のイメージ」で選ばれたであろう選手もいる。セ・リーグ遊撃部門は巨人坂本勇人が3年ぶり2度目の受賞。守備には定評があるが、30代に入って故障が増え、動きが落ちてきた感は否めない。データの比較では失策数をはじめ、守備率、補殺などすべて中日京田を下回った。それでも選出されたのは、過去の実績と、MVPを獲得して巨人の優勝に大きく貢献したことが評価されてのことだろう。

 パ・リーグ外野部門で受賞した西武秋山翔吾は「取れないと思っていた。(左翼を守る)金子にはどれほど助けてもらったか分からないし、感謝してもしきれない」と選出されなかった同僚の名前を出した。受賞者は他にロッテ荻野、日本ハム西川。金子より明らかに打撃がいい3人が名を連ね、西武辻監督は「金子に投票しない記者は何を見てんの?」と疑問を投げかけたほどだ。

 守備の評価は確かに難しい。肩の強さ、範囲の広さ、グラブさばき、打球判断など、見る人の数だけ答えがある。ただ、ふさわしいと思われる人が選ばれない最大の要因は、選考方法にある。匿名投票のため、誰がどの選手に入れたのか公表されない。

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