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物議を醸したGT戦の騒動に「そんなの全く求めてない」 止まらぬ“死球渦”に「選手の責任でもない」と異論を唱えた藤川球児監督の主張「他球団全選手を守りたい」

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死球を受けた森下の近くへと駆け寄り、状態を不安げに確認する藤川監督(C)産経新聞社

「先人たちは『(ボールを)避けるのも技術だ』と言っている」

 8月29日に阪神甲子園球場で行われた巨人戦で阪神は4-1と快勝。優勝へのマジック「23」を点灯させた。打っては坂本誠志郎の先制タイムリーを含む4得点と打線が繋がり、投げては先発した大竹耕太郎が6回(71球)を投げて、被安打3、無失点と好投。攻守でライバルを寄せ付けない盤石の野球を見せた。

【動画】阪神が甲子園で巨人に2連勝!優勝マジック23が点灯した瞬間をチェック

 もっとも、試合中には物議を醸す出来事も起きていた。7回1死走者なしの局面で、巨人の3番手である赤星優志がカウント2-2から投じた148キロのストレートが、打席に立った森下翔太の左手首に直撃。苦悶の表情を浮かべて倒れ込んだ背番号1は、しばらく横になったまま治療を受け、何とか自力で立ち上がったものの、ベンチに下がって負傷交代を余儀なくされていた。

 無論、リーグトップの31本塁打を放っている森下は、相手バッテリーの警戒を受けるのが必然。とはいえ、明らかにすっぽ抜けた一球による死球にスタンドにいた一部の虎党たちは激高。場内全体から大ブーイングが飛び交う異様な事態となった。

 この一件をベンチで見つめた阪神の藤川球児監督も黙っていなかった。試合後にフラッシュインタビューに応じた指揮官は、「(森下の)現状はまだ把握していません」と語った上で、「やっぱり近年はマウンドが硬くなっている。投手側から言うと。そしてアメリカと違ってマウンドの形状が各球場で違う」と投手の抱える負担を配慮。その上で、春先からNPBに対して、打者の肩甲骨から手首までを守るスノーボードで使用される独自プロテクターの導入を訴えていたことも告白した。

「ブルペンから出てきて投球した時に、やっぱり感覚は難しい。4月の段階から自分がメーカーに問い合わせて、製作もして、それをNPBの全選手に肩甲骨から手首からっていうのはどうでしょうかというのを提案した。それは全球団の選手を守るためで、やってはいたんですけど、なかなか許可は出ずにですね。ルールをすぐには変えられない、と」

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