“投手・大谷”の復帰は不要か 白紙となった偉才の起用を巡ってド軍が問われる真価 米球界でも渦巻く疑念「オオタニがいなくても優勝を狙える」
シーズン終盤に入り、状態が懸念視される大谷(C)Getty Images
大谷翔平を先発ローテーションに組み込むかどうか――。正念場となる10月の戦いに向け、ドジャースは決断を迫られている。
現地時間8月30日に予定されていた大谷の約2か月ぶりとなる登板は、コンディションが整わず消滅した。左膝の炎症に加え、右上腕二頭筋の違和感が強くなった影響で、首脳陣は「100%ではない」(デーブ・ロバーツ監督談)と判断。復帰計画は事実上の白紙状態となった。
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まさに一進一退の状況である。今後の方針について「どちらにとっても理に適っていることを優先したい」というロバーツ監督は、復帰の可能性を完全否定はしなかった。その一方で「他の投手が今のショウヘイのような状態だったら、マウンドには出さない」とも漏らしており、計画の進捗状況が芳しくないことを伺わせた。
もっとも、冷静にチームスカッドを見直せば、復帰を焦る理由はないように思える。ドジャースの強みの一つである多士済々の先発投手陣を見れば、ポストシーズンに向けても「投手・大谷」が必須という状況ではない。
現時点で充実の陣容が揃っている。開幕からローテーションを守ってきた山本由伸と佐々木朗希に加え、夏場に入ってブレイク・スネルとタイラー・グラスノーが戦線復帰。さらに8月にはトレードで「球界最強左腕」の呼び声もあるタリク・スクバルが加入し、厚みは増した。
さらにブレイクを果たしたジャスティン・ロブレスキーやエリック・ラウアーも控えている。その状況を考えれば、さらなる故障を招くリスクを抱える大谷に無理を強いるのは、得策とは思えない。













