「フレイル」って聞いたことありますか?
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「フレイル」という言葉を知っていますか?
元気なうちはメタボ対策が大切ですが、年齢を重ねてくると、介護予防のための対策が必要となってきます。高齢になっても自分らしい暮らしを続けていくためには、日々のちょっとした心がけが大切です。
フレイルは、介護予防や健康問題の対策として最近できた言葉です。自分にはまだ関係ないと感じている方も、ご家族や身近な人のために知っておくと役に立ちますよ。
今回はフレイルについて解説していきます。
フレイルを知ろう
フレイルとは?
フレイルとは、「加齢に伴う予備能力低下のため、ストレスに対する回復力が低下した状態」を指します。わかりやすく言うと、「年齢を重ねることでココロやカラダの機能が低下した状態」です。
誰でも加齢による影響は避けられませんが、フレイルは加齢の影響が進行し、介護が必要になる一歩手前の状態を指します。
フレイルになるとどうなる?
フレイルは要介護になる手前の状態なので、健康状態や日常生活にも影響が出やすい状態です。病気にかかりやすかったり、転んでけがをして入院したりするなどの健康問題や、自立した生活を送れなくなり施設入所が必要になるなどの問題が起きやすくなります。
そのような問題が起きてしまうと回復にも時間がかかり、元の状態に戻れなくなることも考えられます。
フレイルは早い段階で対策を行うことで、健常な状態に戻ることができるとされているため、このような問題が起きる前の対策が大切です。
フレイルの原因は?
加齢による衰えは生理的なものではありますが、以下のものがフレイルを進めてしまうリスクとなります。
・加齢にともなう活動量の低下と、社会交流機会の減少
・偏った食事内容や運動不足などの生活習慣
・慢性的に管理が必要な病気(生活習慣病や心血管疾患など)
・意欲低下や抑うつ傾向など