プロスカウトが語る「ドラフトで1番化けたと感じる選手」とは?

タグ: , , , 2022/8/28

 プロ野球ドラフト会議。

毎年、1位指名が注目されることが多いが、プロの世界で活躍をしてしまえば順位は関係なくなるだろう。

そんなドラフト会議について、元フジテレビアナウンサーでスポーツアンカーの田中大貴さんが様々なスポーツ選手・解説者等を迎えてトークを広げるYouTube動画の「田中大貴のアスリートチャンネル」にスポーツライターで毎年ドラフト会議の解説を務める小関順二さん、同じくスポーツライターでアマチュアを中心に年間300試合を取材する西尾典文さんがゲスト出演。

過去、印象的だったドラフトについて語った。

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指名されなかったらカッコ悪いなと・・・

これまで数多くの球界の卵たちを見てきた2人。
そんな2人が、今までのドラフトで1番化けたと感じた選手は誰なのだろうか。

「マスコミの人気がまるっきり無かったのが、ソフトバンクの森唯斗ですね。
クラブチームだったということもあるし、あとは大体ドラフト当日のスポーツ紙って、ドラフト候補の選手にA,B,C・・・って評価をつけていると思うんですが、森の名前はどこにも無かったんです。僕はその前の都市対野球で森を見て凄く惹かれていたので、どのくらいの評価なのかなと思っていたら、全てのスポーツ紙に名前がありませんでした。
ドラフト直前の予想で森を評価していたので、指名されなかったらカッコ悪いなって思っていましたね。
当時から腕の振りは変わっていないですし、見事だなと思いましたよ。」

こう語るのは小関さん。
当時あまり注目されていなかった森は、2013年ドラフト2位でソフトバンクに入団後、今やチームに欠かせない、球界を代表する守護神とまでなっている。

一方で西尾さんは、

「僕は、山本由伸選手が4位指名ですが、外れ1位かなと思うくらい元から評価をしていました。ストレートも速かったですし、変化球も良かった。もっというと、当時4番を打つほどバッティングも良かったんですよ。山本選手と同じ世代には、寺島選手、藤平選手、今井選手など注目されていた選手が多かったんですが、僕はそことあまり変わらないなと思っていました。」

と、ドラフト4位指名から最多勝、最優秀防御率等のタイトルを獲得するなどオリックスのエースとまで成長した山本を挙げた。

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