巨人・中田 笑顔なきホームラン 打っても厳しい「あの存在」

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 巨人の中田翔内野手(33)がプロ15年目にして初の代打本塁打をマークした。

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 23日のDeNA戦(東京ドーム)、7点を追う6回。坂本の適時二塁打などで2点を返し、なおも二死二塁の好機。この場面で代打で登場した中田は2番手・クリスキーの高め直球を力感を感じさせないスイングで逆方向へ運び、6号2ランを放った。

 打球の行方をしっかりと見届けて、ダイヤモンドを一周。一発が出たものの厳しい表情を崩さず、笑顔を見せることはなかった。5月14日の中日戦(東京ドーム)で逆転満塁本塁打を放った際には喜びを爆発させていた中田。この間に起きた「変化」が表情にも現れていた。

 今季はここまで、すでに2度の登録抹消を繰り返している。リーグ戦再開と共に再昇格となるも、置かれた立場は厳しさを増している。

 「最近、一塁で先発しているのは若手で売り出し中の増田陸。代わって出るのもベテランの中島が多いとあって、中田の立場は苦しいです。この日は一発が出ましたが、試合に出て調子を上げていくタイプの選手。代打稼業でどれだけ結果を残せるかが注目されています」(放送関係者)

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