「そこの差は大きい」最下位中日と首位阪神の差はどこにあるのか レジェンドOBが徹底解説

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若手の積極起用を続ける立浪監督(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 いよいよ残り3試合で前半戦が終了する。セ・リーグ首位の阪神は7月15日から最下位の中日と本拠地・甲子園で激突。3連戦初戦、阪神は才木浩人、中日はWBC右腕の高橋宏斗と若い投手どうしの投げ合いも注目となる。

 一方、首位阪神と13・5ゲーム差をつけられ、最下位と苦しい戦いが続く中日も後半戦に向け、少しでも上がり目を見つけたいところ。立浪和義監督が就任2年目を迎える中日の戦いぶりについては球界内からも様々な考察の声が上がっている。

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 かつて中日のエースを務め、沢村賞にも輝くなど数々のタイトルを獲得した野球解説者の川上憲伸氏は自身のユーチューブチャンネル「カットボールチャンネル」を7月14日に更新。その中でセ・リーグ前半戦の戦いぶりについて同じく中日OBの中村武志氏と意見を交わしている。

 まず今季のここまでの阪神の戦いぶりに関しては安定感があるとした上で「固定されてますよね、チームとして組織としても選手個々の意識がしっかり高い」(川上氏)とした。

 現在はリードオフマンの近本光司が故障離脱しているが、快進撃の要因には、1番・近本、2番・中野拓夢コンビが機能しており、足を絡めた細かい野球ができていることが大きいとした。

 また、その活躍ぶりは往年の阪神の名コンビを彷彿させるとも話した。「赤星、藤本みたいな」(中村氏)と野村政権下で「F1セブン」として名をはせた赤星憲広氏、藤本敦士氏の名前を挙げながら、攻撃の一つの軸になっているとした。

 一方で古巣・中日の戦いぶりについても着目。首位の阪神と最下位の中日、何が違うかという点に話が及ぶと中村氏が指摘したのは「スリーツーからの結果」として、フルカウントに追い込まれた後に粘れるかの差を挙げた。

 「阪神は(走者が)出るけど、中日は弱い」として、これには川上氏も同調。「スリーツーから阪神(の打者)は粘れるんですよ。粘られてピッチャーが根負けする」とコメント。

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