「そこそこのバッター」からの飛躍 大打者マグワイアの見識を改めさせた大谷翔平「我々が見てきたものとは違う」

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打者として「超一流」と言うべき数字を叩き出している大谷。その存在を往年の大打者マグワイアも称えている。(C)Getty Images

 今シーズンも大谷翔平(エンゼルス)は、投打に渡る規格外の活躍で米球界を席巻している。

 彼の異能ぶりは数字が何よりも物語る。打っては打率.306、40本塁打、出塁率.410、長打.666、OPS1.076を記録。一方で投げても2年連続の2桁勝利となる10勝をマーク。そのほかも防御率3.17、WHIP1.06、奪三振率11.36と、まさしく「エース」と呼ぶにふさわしい堂々たるパフォーマンスを披露している。

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 現地8月9日のジャイアンツ戦では6回1失点の粘投で10勝目を挙げ、2年連続での2桁勝利&2桁本塁打を達成。前人未到の快記録を樹立。またしてもメジャー史にその名を刻んだ。

 ゆえにメジャー史に残るレジェンドも大谷の存在を認めざるを得ない様子だ。現地8月9日に米ポッドキャスト番組『Foul Territory』に出演したマーク・マグワイアも「今後こんなことを見ることはないかもしれない」と、二刀流スターの偉才ぶりを称えた。

 かく言うマグワイアも伝説的な選手だ。98年シーズンにはナショナル・リーグで当時のシーズン新記録となる70本塁打を記録した。そんな往年の大打者が大谷の存在を明確に知ったのは、パドレスでベンチコーチを務めていた2018年。日本ハムでのプレー映像を見た時だったという。

「私はその時、オオタニの打撃と投球の映像を見たんだ。彼が日本で取り組んでいた打撃を見て、『そこそこ良いバッターだな』と思った。だけど、この6年間で我々が見てきたものとは違ったんだ」

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