原巨人 4連敗! 逆わっしょいのウラにある「3つの誤算」

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 さらに痛いのはエース・菅野の不振だ。7日のDeNA戦に先発した菅野は5回途中7失点で降板。5四死球との乱調で、マウンド上ではいらだちの表情を隠せなかった。

 「前回のヤクルト戦(8回1安打無失点)は抜群の制球力で打線につけ入るスキを与えなかったが、この日は球が高めに浮いていた。やはりまだ本調子ではないのだろう。これから中5、中4の登板もありうる中で、果たして持つのか。早急に解決しないといけない課題となる」(同)。

 今季はコンディション不良で前半戦だけで4度の登録抹消と菅野にとってもプロ人生で初めてともいえる厳しいシーズンとなっている。何とか立ち直ってほしいが・・・。

 最後は日本ハムから電撃移籍した中田の存在だ。最近はスタメン落ちすることも増えた中田は、先月20日に巨人移籍後は14試合に出場し、34打数5安打1本塁打2打点の打率1割4分7厘(8日現在)と不振にあえいでいる。

 「先の甲子園遠征時に原監督が直接指導したことも話題となりました。今回の暴力行為があって、彼のプロ人生を終わらせてはいけないと『救済』の意味で獲得もしましたが、本来はもちろん戦力として計算したから。過去3度の打点王の実力を持ち、昨年も自己最多の31本を放っている。その意味ではこの体たらくに監督も頭が痛いでしょう」(同)

 日本ハムでは不動の4番としてチームを引っ張ってきた中田も本来の実力を発揮できていない。元気がない打線の起爆剤となるべき存在が見当たらないのが現状だ。

 ペナント争いもいよいよ佳境に突入。まずはこの難関をいかに乗り越えるか、原監督の手腕も問われそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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