「22年箱根駅伝」総集編 地球平和を願い?フリーザ降臨せず称賛

タグ: 2022/1/10

◆ユニホーム忘れ

 東京国際大といえば、史上最強留学生の呼び声高いヴィンセント・イエゴン(3年)。駅伝の出場全レースで区間賞という圧巻の走りで、日本人学生最速の駒大・田澤廉(3年)との2区対決が注目されていた。だが今大会は足を痛め、4人抜きの区間5位。昨年マークした自身の区間新を更新できず、区間賞も田澤に奪われた。

 期待通りとはいかなかった助っ人の穴を埋めたのが、3区で一時トップに並ぶ区間賞の快走を見せた丹所健(3年)。実は家にユニホームを忘れていたことが判明。前夜マネージャーに取りに行ってもらい、なんとか間に合って笑い話になったという。ミスを取り返し、同大学最高タイとなる総合5位に貢献した。

◆菅田将暉

 8区にはクセの強い?名前のランナーがそろっていた。区間賞を獲得した順大の津田将希(4年)。テレビ中継で「つだ・まさき」と呼ばれるたび、俳優の「菅田将暉(すだ・まさき)にしか聞こえない」と話題に。中継アナウンサーもわざとなのかフルネームで何度も連呼したため、Twitterでトレンドワード入りした。ちなみに顔はそれほど似ていなかった。

 名前といえば、8区には「りゅう」がつく名前が 4人も出場していた。早大の千明龍之佑、中央学院大の馬場竜之介、国士舘大の山本龍神、駿河台大の出仙龍之介。区間順位はそれぞれ5位、12位、15位、16位と苦戦し、文字通りの「昇り龍(竜)」とはいかなかった。

◆繰り上げピンチ

 初出場の駿河台大は、中学体育教師を休職し、大学に編入した31歳の4年生、今井隆生が往路4区に出場。教師時代の教え子で5区の永井竜二(3年)へ「師弟リレー」を実現させた。法大時代に「爆走王」の異名をとり、茶髪の異端児と呼ばれた徳本一善監督の粋な演出だった。

 ただ繰り上げスタートのピンチでもあった。今井は区間20位と苦しみ、順位を2つ落として最下位を走っていた。繰り上げまで残り2分と迫っていたが、徳本監督のゲキにこたえ、31歳の先生が最後の力を振り絞り、歴史に残るタスキを手渡した。

◆フリーザ様降臨せず

 復路7区の名物応援として知られる人気アニメ・ドラゴンボールのキャラクター「フリーザ」に扮したコスプレ軍団は、今年も現れなかった。地球を滅ぼそうとする悪役キャラだが、箱根では観戦マナーを守り、2年連続で沿道応援を控えた。

 コロナ禍で主催者の観戦自粛要請もむなしく、沿道の観戦者は昨年から3倍以上となる60万人と発表された。国会議員が観戦したという情報に批判が飛び交うなか、フリーザ軍団の行動はSNSで絶賛され「地球平和のために応援を自粛したフリーザ様を見習え」「フリーザ様が安心して出てこられる世の中になってほしい」などのコメントがあった。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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