故障者に悩まされる侍ジャパン・・・4位に終わった2008年の北京五輪のメンバーはどうだったのか

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 4番候補だった新井貴浩は腰痛、稲葉篤紀は臀部痛を抱えていた。森野将彦は左ふくらはぎの肉離れで、1次メンバーから2次メンバーに絞り込む時点では一度候補を外れたが、急きょ病み上がりながら逆転選出された。絶不調だった巨人・上原浩治は事前に断りの連絡を入れたほどだったが、星野監督の信念の下で選出された。

 合宿開始後は村田修一が風邪で緊急入院し、川崎宗則が左足、西岡剛が右脇腹を痛めた。負の連鎖は止まらなかった。

 もちろん北京五輪での敗因はコンディション不良という一言では片付けられない。選考のみならず、星野監督の本番での起用法自体に疑問を投げかける声も多かった。そしてそれらは「結果論」の域を出ないのも事実。勝てば官軍、負ければ賊軍の勝負の世界で、避けられない厳しい現実の一端でもある。

 ただ一つ、揺るがないことがあるとすれば、シーズンまっただ中で迎える国際大会、という難しさ。プロ野球は7月14日までペナントレースが続く。同16、17日にはオールスターゲームも控える。真剣勝負を日々繰り返す中で、また新たなケガ人や不調に陥る選手が出てきても、少しもおかしくはない。常に選手の状態を注視し、プランB、プランCと準備に頭を巡らせる。そうした周到な対応でしか、理想のチームは組み上げられない。





※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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