【中日】今オフのMLB挑戦が取り沙汰される小笠原慎之介 実はモデルチェンジを図っている?

タグ: , , , , , 2024/4/24

■「優れた制球力」を示す、無四球記録の継続

 今季の小笠原は非常に良い滑り出しを見せている。

 23日の巨人戦(ひたちなか)で初黒星を喫したものの、7回自責点2のHQSを達成。ここまでのQS率は100%だ。また、開幕からの連続無四球記録は27回2/3まで継続中。規定投球回到達者で与四球ゼロは小笠原のみ。モロシの指摘する「優れた制球力」も間違いではない。

 一方で、奪三振率の低さは気になるところ。2021年から「7.22→8.71→7.51」と推移しているが、今季はここまで3.90。先の巨人戦でも奪った三振はわずか2個にとどまっている。

 昨季までは力投型らしく常に全力。真っ向から打者に向かっていき、観る者をスカッとさせていた。その代償に被本塁打が多く、試合終盤に息切れすることも散見された。結果、シーズン通して貯金を作れない年が続いている。

 そう思うと、今季の投球内容はちょっと違う。直球は変わらず150キロ前後出ている。出力はそのままに、モデルチェンジを図っているのかもしれない。これもまたMLB挑戦への布石なのか。

 いずれにせよ、小笠原の2024年から目が離せない。





[文:尾張初]

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