痛恨被弾も指揮官は賞賛! オリオールズでデビューの藤浪晋太郎に熱視線「本当に上品で、プロフェッショナルな男だ」

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一発を浴びてから目覚めたかのように本領を発揮した藤浪。新天地での初陣は上々の内容と言えそうだ。(C)Getty Images

 新天地での出番はいきなり巡ってきた。

 今月19日にアスレティックスからオリオールズへトレード移籍した藤浪晋太郎が、現地21日に敵地で行なわれたレイズ戦で移籍後初登板。注目を集めた初マウンドは、1回(12球)を投げ、被安打1(1本塁打)、1失点、1奪三振、無四死球という内容だった。

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 この日チームに合流したばかりだった藤浪。背番号14の真新しいユニホーム姿をマウンドで見せたのは、0対2とビハインドを追っていた7回だった。

 試合前に現地メディアの取材で「若干緊張気味」と語っていた右腕は、新天地での初球を捉えられてしまう。先頭のホセ・シリに対しての初球、外角高めに投じた99.4マイル(約159.9キロ)の4シームを強振されてレフトスタンドにまで運ばれたのだ。

 しかし、ここで冷静さを失わないのが、ここ最近の藤浪だ。その後はクリスティアン・ベタンコートとヤンディ・ディアスを5球で内野ゴロに打ち取ると、ラストバッターのワンダー・フランコは執拗なスプリット攻めで空振り三振に切って取った。

 ダメ押し点を奪われたチームは0対3と敗戦。結果的に藤浪の被弾は手痛いものになったわけだが、29歳の日本人右腕は12試合連続無四球と安定感は見せた。

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