CSで奥川、佐々木朗の20歳コンビが最年少記録!プロ野球新時代幕開け

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 ロッテ佐々木朗は今季5月の1軍デビューから、初勝利を含む3勝をマークした。10勝の小島ら先輩投手を差し置いて、抜てきされた楽天との6日ファーストステージ第1戦。6回4安打1失点10奪三振、プロ最速159キロと力投して勝利に導いた。ポストシーズン2ケタ奪三振は06年日本ハムのダルビッシュ有(20歳1カ月)を抜く最年少記録。シーズン中は登板間隔を十分に空け、大事に大事に育てられてきた「令和の怪物」が1軍で投げるたびに成長し、CS開幕の大役を務めあげるまでになった。

 ヤクルト奥川も圧巻だった。巨人との10日ファイナルステージ第1戦に先発し、6安打無四球9奪三振でプロ初完投を完封で飾った(スコア4ー0)。CSでの完封は、07年ロッテ成瀬善久(21歳11カ月)を上回る史上最年少記録だ。今季9勝と飛躍を遂げた奥川だが、シーズン最長イニングは7回だった。プレッシャーのかかる大舞台で初めて9回を投げ抜き、チームを勢いづけた。

 またオリックスでは、今季最多勝(18勝)など投手5冠に輝き、球界を代表するエースに成長した23歳山本がロッテとの10日ファイナルステージ第1戦で「1-0」完封と圧巻の投球。CSで出番はなかったが、20歳宮城も今季13勝とブレークした。

 新時代を担う若い投手たちが主役になり、世代交代を印象づけたポストシーズン。若手が元気なプロ野球の未来は明るい。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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