「数年直視できない現実だった」五輪代表を逃した中野友加里が悔やむ「2つのミス」とは

タグ: , 2021/9/4

なかなか直視出来ない現実

 結果として、ジャンプとスピンの取りこぼしにより計0.7点の減点。どちらかだけでも取りこぼしを防いでいれば「0.17」の差を埋めることが出来ていた。

 今回、当時の演技を振り返り、改めて自身の思いをこう語っている。

「直前の6分間練習があまり良い調子ではなかったので、非常に焦った気持ちで最終グループの1番滑走に臨んでしまったんですよね。気持ちばかりが先に行ってしまい、体が追いついていなかったので、冒頭のジャンプミスに繋がってしまった。そしてそのミスをどうにかして補填しようとしたものの、補填するジャンプを間違ってしまい、最後のスピンもレベルを取りこぼしてしまいました。佐藤信夫先生にも後から『あれさえなければ』と言われていましたね。

実は私このプロトコル自体を見るのに何年もかかってしまって・・・。そのくらいなかなか直視することが出来ない現実だったので、選手たちにはそういう後悔をしないようにしてもらいたいです」

 選手誰しもが憧れる五輪の舞台へ、いよいよ勝負のシーズンが始まる。動画内では、選手たちへ向け、スピンの名手・中野さんだからこそ送るメッセージも述べられている。

【動画】直視できなかった現実・・・「0.17点差の悔し涙」2009年全日本選手権を解説






※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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