橋上マジック炸裂 巨人・森田駿哉を勝ちパターン救援に抜擢 やる気を引き出す起用法が「強い組織」を生む
そして、選手の奮闘には「以心伝心」ではなく、きちんと「言葉」でねぎらうという点も見逃せません。7月20日の広島戦(東京ドーム)後の監督代行インタビューでは、番記者がうなるシーンがありました。
「インタビュアーが『今日の1勝で9連戦の勝ち越しが決まりました。そしてこのカード初戦を取りました。改めてこの1勝、いかがでしょう』と、まとめの質問をしたところ、橋上監督代行は『今日は大事なところで、森田投手が行きました。彼のピッチングも非常に大きなポイントだと思いますし、彼がああいうところ(勝ちパターン)で登板できるようになれば、ブルペン陣の幅もさらに広がるなと思いますんで、これもさらに期待したいと思います』と自ら森田の力投に言及し、称賛したのです」
そして、こう続けます。
「森田はホンダ鈴鹿から2023年ドラフト2位でプロ入りも、昨年3勝したのみとここまで目立った実績を残せていないんです。そんな29歳に橋上監督代行は『中継ぎの大事な場面でよくやったぞ。次も頼むぞ』と公の場でエールを送ったわけです。ここまで先発でイマイチ結果を残せていなかった森田は、意気に感じたことでしょう。この点からも、橋上監督代行は相当な気配り名人だと言えますよね」
先入観にとらわれることなく、適材適所を探して果敢に起用するその姿勢。そして結果を出した選手へ、称賛という名の熱いフォローができる。「強い組織」のリーダー像としても、橋上監督代行はなかなかの「策士」とも言えるでしょう。
セ・リーグの優勝争いは現状、阪神と巨人の2強に絞られています。チームのやる気をいかに引き出すか、そのマネジメント術にも注目が集まりそうです。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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