「また絶対チャンスは来るから」――スタメン落ちのドラ1を支えた名コーチとの二人三脚 苦境の度会隆輝を変えた舞台裏【DeNA】
「1番・度会隆輝」が機能した終盤。そのワケは?
8月以降スタメンへと返り咲いた度会は、1番打者として3割近い打率(.293)を残している。そんな23歳をトップバッターに据える理由を、首脳陣はこう分析する。
鈴木コーチは彼の打撃センスを買う。
「コンタクトする、バットにボール当てる能力はやっぱり持ってますよね、出塁率など、1番バッターとして今のメンバーを見たら、適性はあるかなと思います」
靏岡コーチも、現在の打線における「1番・度会」のハマり具合について自信をのぞかせる。
「捉えた打球が多かったり、ボールの見極めもできます。1番に彼を置くことによってチームにいい流れも来る。状況、場面によっては粘れますし、球数投げさせることもできますので。そういう意味では、1番に度会を置くというのは今のベイスターズの中ではベストな選択ができているんじゃないかなと思いますね」
以前の度会はコンタクト能力の高さゆえに、ボール球に手を出して凡打になる傾向もあった。しかし、今年は「アタックをかけるゾーンの整理」がしっかりとできていると靏岡コーチは頷く。
「1試合で3打席、あるいは4打席ある中で自分なりに工夫して、最初から最後まで『今日ダメだったね』という打席がかなり少なくなってきている。4打席あると思わないで『1打席ずつ代打のつもりで行ってみてどうか』という考え方を試せたことで、頭の整理もできたと思います」
フル出場をしなかった夏場は、体力面でエネルギーが温存できたという好転の一面もあったかもしれない。だが、何より度会を成長させたのは日々の取り組み。コーチ陣の情熱と、自身の地道な努力が結実し、度会はリードオフマンとして躍動できている。
入団時に言い放った「史上初の4割を打ちたい」を夢物語のまま終わらせない。ハマの1番星は、愚直に自身を磨き続けている。
[取材・文/萩原孝弘]
【関連記事】「やっぱり、めちゃめちゃいい選手だったな」日本ハム→阪神移籍のベテラン捕手に他球団ファンも垂涎のまなざし 圧巻の.400「獲得は大成功だったと思う」
【関連記事】「きたぁああああああ!」祝日未明に日本球界に飛び込んできたド軍168発、左の大砲獲得報道にファン沸く「中日は先手をよく打ったな」「素晴らしい補強」
【関連記事】巨人奇跡の逆転Vの条件は?球界OBの考察「ベテランを使い切ったほうがいい」若手に対しても「なんでもかんでも振りにいくから…」













