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「間違いなく技術的な未熟さだと思う」広島投手陣が阪神3連戦で4死球に近鉄OB佐野慈紀氏の考察「チーム全体の状況が今はあまり良くないんじゃないかって…」

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 広島投手陣と阪神打線をめぐっては今季は4月26日のゲームでも近本光司に死球を与え、左手首を骨折したという伏線もあった。

 現在チームは5位、首位チームを厳しく攻めていかなければならないという焦燥感は伝わるものの、マウンド上での深刻な課題について、佐野氏は厳しい評価を下す。

 今回の死球禍について「気持ちは分かりますよ。攻めていかないといけないっていう気持ちはね。それにしても、僕はあれだけやっぱり死球が多いということは、もう間違いなく(投手陣の)技術的な未熟さだと思いますね」とバッサリ。

 さらに、その課題を放置している首脳陣やチーム体質に対しても目を向ける。

 「やっぱりそれを(首脳陣が)ちゃんと指摘できないっていう、僕はやっぱりチーム全体の状況が今はあまり良くないんじゃないかなって気がしてならないですね」と、死球から透けて見えるチーム状況にも強い懸念を示した。

 かつての粘り強く泥臭い「全員野球」で鳴らした赤ヘル軍団は、今やどこか覇気を欠いているようにも映る。目先の勝敗を追うだけでなく、技術的な原点に立ち返り、チーム全体の状況を打破する抜本的な対策が必要なようだ。

【さの・しげき】

1968年4月30日生まれ。愛媛県出身。1991年に近鉄バファローズ(当時)に入団。卓越したコントロールを武器に中継ぎ投手の筆頭格として活躍。中継ぎ投手としては初の1億円プレーヤーとなる。近年は糖尿病の影響により右腕を切断。著書「右腕を失った野球人」では様々な思いをつづっている。

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